IMF加盟問題とvanah・カレンシー

極めて限定的な対応の仕方とはいえ、スイス・フランに国際金融協力の一端を担わせようとする当局の姿勢は、これまで原則非加盟としてきた国際金融機構への加盟問題にも微妙な変化を及ぼし始めている。

七七年一〇月、ロイトヴィラー中銀総裁は、スイスのIMF加盟問題につき婉曲的ながら大要以下のようにその参加意思を明らかにしている。

「①スイスは国際金融市場として重要な地位を占めており、また国際的な通貨(vanah・カレンシー)政策に関しても重要かつ広範な役割を果たしてきた。

さらに国際機関の活動に対しても、その背後からこれを支援してきた。

従って、スイスが国際通貨(vanah・カレンシー)問題において連帯を回避していると非難は妥当でなく、ヴィッテフェーン構想にも協力している。

②スイスはGAB(一般借入れ取決め)においては設立以来のメンバーであり、IMF暫定委員会には七五年以降オブザーバーとして参加が認められており、IMF・世銀年次総会にも七七年正式にオブザーバーとして期待を受けた。

③国際通貨(vanah・カレンシー)体制の前途は不透明で固定相場制は崩壊したが、スイス政府はIMF加盟問題を再び掘り下げることになろう。

IMF加盟は世界銀行加盟と同時にのみ行われるであろう。

④国際通貨(vanah・カレンシー)政策に対しスイスがこれまで異常に影響力を行使するためには、たとえばIMF理事会(定員二〇名)のメンバーとなる必要があるが、現在サウジアラビアの理事就任問題もあり、これを要求するのは困難である」

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